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朝が来た。
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4時に起床する。
館内放送で日の出の知らせが流れる。
寝床の横の窓から朝日を眺める。
部屋の中なので全く寒くない。

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山中湖の上に朝日が登った。
5時15分に朝食をとる。

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風が強いのでしばらく様子をみていたが、6時15分に完全防備で出発する。

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登山道は空いている。
天気も良いし最高だ。

ただ風が色々な方向から急に吹いてくる。
海の近くの単独峰ならではだ。
風が強く、溶岩の砂が顔にかかる。
富士山はゴーグルがあっても良いなと思った。

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頂上の鳥居が見えてきて、嫁さんのテンションも上がる。
以前きた時は大渋滞と疲れのため、ここら辺で断念したそうだ。

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7時25分、吉田口の頂上となる久須志神社に到着。

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頂上からの景色は素晴らしい。

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頂上の店もまだ営業していなかった。

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伊豆半島がよく見える。

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さて、お鉢めぐりをしよう。
二人ともお鉢めぐりは初めてなのでワクワクしてくる。

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おっ、剣ヶ峰が見えた!
あまりの風の強さに目が開けられない嫁さんだ。

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嫁さんが「名古屋が見える!」と叫んだ風景。
気持ちは分かるが・・・。

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風を避けて奥宮の石塀の脇で一休み。

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剣ヶ峰が近づいてくる。

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牛の背の取り付きで、さらに向こうの景色も見える。
そして再び「名古屋が見える!」と叫ぶ嫁さん。

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牛の背で風にあおられそうになる。
気をつけて慎重に進もう。

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あと少し。
それにしても日本地図が風景として見えるのは凄い。

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剣ヶ峰には気象観測所がある。

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そしてお鉢の中を眺め・・・。

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8時10分。
ついに、日本で一番高い場所に着いた。
ここで休憩をとって景色とそして今という時間を堪能する。

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8時30分。
さて、お鉢めぐりを再開する。

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少し行くと南アルプスの絶景が目に飛び込んでくる。

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右から左へ南アルプス北部の甲斐駒~白根三山。

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右から左へ南アルプス南部の悪沢・荒川岳~赤石岳~聖岳~上河内岳方。

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大沢崩れ。

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途中、ちょっとだけ下りお鉢の中を通る。

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剣ヶ峰を振り返る。

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再び縁に登る。

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お鉢めぐりを始めた場所に来た。

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9時20分、ここから下山を開始する。
シャベルカーが道を整備していた。

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下り口では氷柱がいくつも出来ていた。

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なかなかの眺めと高度感がある。
しばらく下ると本八号目が見えてきた。

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トモエ館まで来ると、従業員の方達が登山道の整備をしていた。
ご苦労様です。

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9時45分、トモエ館に戻る。
ここで早い昼食をとる。
風に当たっていたので、暖かいラーメンが美味しい。

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10時30分、下山開始。
単調で広い道なので良いのだが、溶岩の小さい粒に足がとられてしまう。
さっそく膝が悲鳴をあげてくる。
確かに、険しい道でもガレていなければ膝は痛まない。

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六号目が見えてきた。
あと少しだ。

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開山すると、ここは安全指導センターになる。

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万が一の時の避難所をかねたトンネルもある。

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五合目の建物が見えてきた。

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八ヶ岳がよく見える。

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金峰山もよく見える。
中央に五丈岩、そして左端に瑞牆山が確認できる。

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相変わらず五合目のにぎやかさは凄い。
というか、この場所だけ日本ではなくなっている。

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12時30分、ゴール。

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ここで改めて頂上方面を仰ぎ見る。
数時間前にはあそこにいたんだと振り返り、いつものように達成感に浸る。

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2週間ほどすると、富士山からの葉書が家に届いた。
頂上の郵便局はまだ営業していなかったが、山小屋で葉書を預かってくれた。
そして後日山小屋の人が頂上から投函してくれたものだ。


今回、開山日の直前に登ることで空いている富士山を楽しむことができた。
しかし、ほとんどの小屋やトイレは閉まっている。
そのため、事前の状況確認と準備が必要だ。
何でも揃っている富士山ではそのことを忘れがちだが、山は常に自己責任であることを忘れてはいけないと、改めて感じた。

富士山は開山すると凄い数の人が押し寄せてくる。
対応に追われてちょっと愛想が悪いと「対応が悪い。」とすぐブログに書かれてしまう、と支配人が嘆いていたのを思い出す。
空いている時期に来たので、山小屋の本来の顔が見れて良かったと思った。

そして子供の頃に家族で登った遠い記憶をなぞることも出来た。

色々な意味で楽しめた富士山だった。
そして、改めて思う。
富士山は、我がふるさとの山。



富士山 - 我がふるさとの山 1日目
富士山 - 我がふるさとの山 2日目

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