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ここ数年は幾つかの日帰り登山を行う遠征を春のGWに行っている。
そして今日は、2015年春遠征1日目として伊吹山に登る。


伊吹山は西に向かう際に日本の「くびれ」の目印として眺めていた。
高い山が邪魔をしないから日本海の影響を受けそうな場所に伊吹山は構えていた。
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朝、三ノ宮神社近くの登山口に向かう途中、不思議なものが建っていた。
どうも採掘した石灰を運ぶ道のようだ。

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5時40分、登山口を通過。
登山口の様子からも地域の人々から愛されている山であることが伝わってくる。

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ツルニチニチソウ。
花は青紫色の5弁に分かれた筒状花で、葉は2枚ずつ対生しているのが特徴のようだ。

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1合目付近。
スキー場が見えてきた。

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ハクサンハタザオ か スズシロソウ のようだ。

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ウマノアシガタ。(別名、キンポウゲ)
枝分かれをした花茎の先に1つずつ黄色い花をつけ、花弁は5枚で光沢があるのが特徴のようだ。

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カキドオシ。
花は淡紫色の唇形花を葉の付け根にいくつかつけ、葉は鈍い鋸歯状で対生するのが特徴のようだ。
垣根を通り抜けるほどつるが伸びることから「かきどおし」となったというのが由来。

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スキー場の横をどんどん登っていく。

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ボケの花。

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ウツギのつぼみのようだ。

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アケビの花。

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ツボスミレ(ニョイスミレ) 。
白色の花で唇弁には紫のすじ模様があり、葉はハート形をしているのが特徴のようだ。

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ニガイチゴ。
花びらが狭楕円型で皺々として、上向きに花を付けるのが特徴のようだ。

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ヤマエンゴサク。

エンゴサクは筒状の細長い花で先が唇状に開き4裂するようだ。
包(花の基部にある、蕾を包んでいた葉)に切込みがあるのがヤマエンゴサクで淡紅~青紫。
包が楕円形の場合、花が紅紫のものがジロボウエンゴサク、花が青紫のものがエゾエンゴサク。

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3合目辺りで広い場所に出る。
ここで山容を眺める。

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ヤマブキ。
鮮やかな黄色が良い。

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タチツボスミレ。

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五合目付近。
のどかな風景が広がる。

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ツルキジムシロ。
キジムシロによく似ているが、長い匐枝(地上近くを這って伸びる茎)を出すところが違いのようだ。

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変わりない景色のようだが、少し傾斜がついてきた。

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ニリンソウ。(白い方の花)
多くは1本の茎から2輪ずつ花を伸ばして5~7枚の白い花をつける。
際から生える葉と茎につく葉があり、茎につく葉は3枚に輪生して深い切れ込みが特徴のようだ。
因みに「ニリンソウ」は「ハクサンイチゲ」と同じキンポウゲ科イチリンソウ属になるのでパーツが良く似ている。

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六合目には避難小屋がある。

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ヤマネコノメソウ。
ヤマネコノメソウ:雄しべが8本で葉が円腎形。ガクは平開してやや尖っている。
ネコノメソウは :雄しべが4本で葉が卵円形。ガクは直立して尖っていない。

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稜線が近づいてきた。

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山頂間際には雪が残っていた。

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8時45分、山頂に到着。

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琵琶湖の展望が良いところで休憩する。

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反対側では九合目までドライブウェイが通っているので、山頂付近は観光地化している。
運が良ければ希少なイヌワシが見れるそうなので、イヌワシがデザインされた山バッジを買った。

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9時20分、琵琶湖を見下ろしながら下山開始。

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見下ろすと登山道がよく分かる。

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下山時は五合目付近が賑わっていた。

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一合目が見えてきた。
ゲレンデを使って大学生らしき集団が練習に励んでいた。

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11時15分、登山口に到着。

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手前が石灰の山で、後ろが削られている横顔の伊吹山。

石灰岩層の山であり、織田信長により野草園が造られたこともあってか花の種類が多い山であった。
下山後は薬草風呂に入り、次の大山に登るため鳥取に向かった。


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