瑞牆山の名前の由来は分からないが、「瑞牆」とは神社の周囲の垣根を意味する。
ただ、その風貌を眺め名前を聞いたときから、名前の響きと雰囲気に引かれてきた。
朝の瑞牆山荘前。
笑顔の嫁さんだが、実は少し前まで少し呆れた顔をしていた。
カメラを忘れてしまった!・・・のだ。
仕方なく、今日は携帯のカメラで撮影していく。
8時15分出発。
ウォーミングアップを兼ねて富士見平小屋へ向かう。
9時、富士見平小屋。
なかなか気持ちの良さそうなテント場だ。
次に来る時はここでテント泊にしよう。
今日は山荘の横を通り抜ける。
登り初めて1時間くらいだろうか。
体もいい感じに温まってきた。
なんか眠いな、などとぼんやりと歩いていると・・・
いきなり、ドーン!と瑞牆がその姿を現した。
思わず息をのむ。
おや、なんか割れた岩があるぞ。
後で調べると、桃太郎岩というらしい。
確かに割れた桃のようだ。
しばらく沢沿いを登る。
この辺りから岩々の中を進むという感じだ。
大きな岩には鎖が付いている。
急な登りに休みながら振り返ると、富士山が見えた。
まだ雲がかかっていない。
山頂でも見えるだろうか。
ヤスリ岩だ。
ここまで来れば頂上まであと少し。
そういえば、瑞牆はロッククライミングでも有名な山だ。
頂上手前の大きな岩場で渋滞気味になっていた。
回り込んでいくと、空が、開けた。
10時45分、瑞牆山山頂。
右に富士山、左に金峰山。
金峰山の五丈岩もよく見える。
南アルプス。
その右奥が中央アルプスのようだ。
大ヤスリ岩もそびえてる!
昼食も食べゆっくり休んだら、11時40分に下山開始。
岩をくぐり抜けるところもあった。
12時55分、富士見平小屋。
ここでゆっくりと休憩をとり、13時20に下山再開。
13時45分、瑞牆山荘に到着。
下山後に車でみずがき山自然公園移動。
改めて、瑞牆山の美しい山容を眺めた。
やはり異彩な山容だ。
他と非なるとこを良しとする美しさがあった。
最初にカメラを忘れるハプニングがあったが楽しい山行だった。
山頂から眺めた金峰山が忘れられない。
次は金峰山かな、とまったりと頭の中で思索しながら帰路についた。
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