今日は黒沢池ヒュッテを経由して妙高山に登り、そして下山する。
天気が崩れる前になんとか下山したいものだ。
朝6時25分、高谷池ヒュッテを出発。
シラタマノキ。
北には日本海の海岸線が伸びる。
ヤマハハコ。
黒沢岳を巻きながら茶臼山を登っていく。
熊笹が伸びて登山道が分かりにくい。
茶臼山を越えて少しすると展望が開け、黒沢池ヒュッテと妙高山が見える。
こちらもヒュッテの近くに池がある。
そして今朝もオヤマリンドウが顔を出す。
綺麗な景色を眺めながらゆっくりと下っていく。
黒沢池ヒュッテのドーム型の屋根が特徴的だ。
7時25分、黒沢池ヒュッテ到着。
ここで大休憩をとり、荷物をデポして7時45分に出発。
まずは大倉乗越まで登りが続く。
8時05分、大倉乗越。
外輪山の縁のようだ。
大倉乗越からは下りが始まる。
モミジカラマツ。
オオバミゾホオズキ。
休憩地点を過ぎると急坂が始まる。
ひたすら急坂が続く。
そして気づくと頂上に到着した。
10時、妙高山山頂。
ただしこちらは北峰で南峰の方が高い。
南西方向には苗場山から草津白根山の山々が連なる。
そしてこちらが南峰だ。
北アルプスの稜線を眺めながら満足気な嫁さん。
高曇りのなので周りの山々の景色を楽しむことが出来た。
充分に景色を楽しんだら広い北峰の方に戻って昼食にしよう。
日本海方面の景色を眺めながら昼食をとる。
雲の隙間から佐渡島が見える、と近くの方が教えてくれた。
11時、下山を開始する。
水場を通り過ぎ、
ここから大きく下る。
さらに下る。
妙高山を振り返る。
ハクサンボウフウ。
ハクサンで発見され、漢方の「防風」に薬効や芳香が似ていることから付けられた。
因みに漢方の防風は字のごとく風邪を防ぐことを意味する。
コウゾリナ。
大倉乗越が見えてきた。
乗越への最後の登りが急だった。
大倉乗越を越えると、後は思ったよりも順調に下山できた。
12時40分に黒沢池ヒュッテに到着。
ジュースを買って休憩する。
13時5分、下山開始。
右手に黒沢岳があり、その手前に黒沢池が進行方向に伸びる。
ここでもオヤマリンドウの青が秋の空気を感じさせる。
今回この火打・妙高で何度オヤマリンドウを見たことだろう。
飯豊山と同じくらいリンドウを連想させる山となった。
ウィニングランのように山行の余韻を楽しみながら木道を進む。
池の周りも草紅葉が広がっている。
一人物思いにふける様にたたずむ木の横を通り過ぎる。
ところどころ近くにある紅葉を立ち止まって楽しみながら歩く。
この草は真っ赤になっていきそうだ。
進行方向には北アルプスが見え隠れする。
13時55分、富士見平に到着し10分ほど休憩。
ここから先は来た道を戻る。
橋を渡ると後1時間も掛からない。
最後はまた歩きやすい木道を進む。
疲れた足にはとても優しい道だった。
16時ちょうど、ゴール。
今回はとても気候がよく、終始気持ち良く登ることが出来た。
台風のため代案として採用した山だったが、
代案とは思えないほど楽しい山行となった。
山岳景観の要素が美しく散りばめられた宝石箱のような山だった。
火打山・妙高山 - 美しき湿原の紅葉の予感 1日目
火打山・妙高山 - 美しき湿原の紅葉の予感 2日目
今までの山行一覧