去年に続き、今年最初の北アルプスは涸沢に向かった。
嫁さんの強い要望で、去年の北穂のリベンジだ。
7月13日、朝5時30分。
上高地のバスターミナルで朝食をとる。
5時55分に登山開始。
天気予報を見る限り、今年は天気が良さそうだ。
河童橋から焼岳を望む。
河童橋を少し行ったところに今年も黄色のオダマキが咲いていた。
歩くうちに眠気がとれていく。
景色も少しずつ目覚めていくようだ。
ヨツバヒヨドリ。
ミヤマカラマツ。
6時50分、花を眺めながら歩くうちに明神に到着。
トイレに寄ってすぐに出発する。
横尾までは河原沿いを歩く。
観光を含めて何度この景色を眺めただろうか。
7時45分、徳沢園。
イチヤクソウ。
ハクサンオミナエシ。
別名、コキンレイカ。
トリアシショウマだろうか。
・・・と、去年も同じことを考えながら眺めていた。
ただ、今年はまず晴れることがわかっている。
花を眺める気分もまるで違う。
8時50分、横尾に到着。
ここから登りが始まるので、ゆっくり休んで9時10分に出発。
横尾の橋を渡っても、しばらくは平坦な道が続く。
ミソガワソウ。
クガイソウ。
ヤマトウバナだろうか。
これは何のつぼみだろう。
ミヤマアキノキリンソウ。
オトギリソウ。
天気が良い分、どんどんと暑さがきつくなっていく。
センジュガンピ。
本谷橋はまだかと、そればかりを考えながら進んでいる。
10時20分、本谷橋に到着。
ここでも20分ほど休憩する。
本谷橋を過ぎると、涸沢に向けて一気に登っていく。
アカモノ。
カールの雪と前穂が少し見えてきた。
マイヅルソウ。
ナナカマドの花に囲まれる頃には、穂高の山々も姿をあらわし始める。
涼しげな川の横を登る。
川の水でタオルを濡らし、頭を冷やすと生き返るようだ。
キバナシャクナゲ。
アオノツガザクラ。
あと少し、頑張れ!
この辺はチングルマとアオノツガザクラのお花畑になっていた。
12時40分、涸沢に到着。
今年もやってきた。
金曜日の平日とあって、結構空いているではないか。
今年は余裕でコンパネを確保できた。
そして、まずは一休み。
今年は良い場所が確保できた。
遭対協の登山相談所とテント受付の目の前だ。
暑いのでテントを張らずに、そのまま昼食にする。
乾燥野菜のラーメンだ。
明日から3連休が始まる。
その準備だろうか、ヘリコプターが頻繁に荷を運んできていた。
コンパネに寝転びながら涸沢の景色を眺める。
涼しくなってきたのでやっとテントを張り、受付をしに涸沢ヒュッテに向かう。
テントの近くにある受付の建物は明日からの営業のようだ。
テントの受付後はヒュッテのテラスでまったりと過ごす。
日が穂高に隠れてきたのでテント場に戻ってきた。
嫁さんはいつまでも穂高の山々を眺めていた。
そういえば前に、「私は穂高が一番好き。」と言っていたのを思い出した。
さあ、明日は北穂に登ろう。
北穂高岳・涸沢岳 - 去年の忘れ物をとりに 1日目
北穂高岳・涸沢岳 - 去年の忘れ物をとりに 2日目その1
北穂高岳・涸沢岳 - 去年の忘れ物をとりに 2日目その2
北穂高岳・涸沢岳 - 去年の忘れ物をとりに 2日目その3
北穂高岳・涸沢岳 - 去年の忘れ物をとりに 2日目その4~3日目
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