さて、笠取山の山頂に着いた。
雲取山方面から時計回りに眺める。
正面に尖った山頂が見えるのは鶏冠山のようだ。
晴れれば、あの右横の奥に富士山が見える。
乾徳山方面。
こちらも晴れれば奥に南アルプスの山並みが望める。
燕山・古札山・水晶山方面。
しばらくコーヒーを飲みながら景色を楽しんだ。
14時6分、下山を開始する。
下りはちょっと寄り道をすることにした。
水干という場所に来た。
多摩川の源流の場所だった。
ここの水は奥多摩湖に注ぎ、多摩川になって流れる。
さてテントに戻ろう。
途中、山火事などによる裸山の頃の写真があった。
笠取山の昔の姿を思い、今の姿を眺め返した。
すぐに道は来た道に合流した。
途中、視線を感じるとまた鹿がいた。
14時55分、テント場に戻ってきた。
連れは椅子を出してくつろいでいる。
テントの中から空をボーっと眺める。
ゆっくりと時間が流れていく。
17時を過ぎたので、そろそろ夕飯にしよう。
夕飯は乾燥野菜のラーメンだ。
ゆっくりと宵が辺りを包んでいった。
そしてゆっくりと眠りについた。
2日目。
明け方だろうか、カサカサいう音で一度目がさめる。
また今回も雪のようだ。
それでも面倒なのでまた眠りについた。
次に目覚めたときは明るくなっていた。
チャックを開けるとやはり雪だった。
お湯を沸かし、
朝食はホットシリアルにした。
体が温まったので、外に出てみた。
辺りは薄っすらと白くなっていた。
ただ、思ったよりは積もっていなかった。
さあテントを撤収したら下山しよう。
7時40分、下山開始。
少し下るとすぐに雪は無くなっていた。
作場平の駐車場から笠取小屋まで、上りは2時間で下りは1時間半といったところだ。
8時35分、一休坂分岐まで来た。
さあ、あとちょっと。
下りもまた何度か川を渡る。
9時7分、作場平の駐車場でゴール。
登山口からそう遠くないところに山荘があって、雰囲気のよいテント場もある。
思い立ってテント泊に来るのに良さそうだ。
今度は富士山や南アルプスを眺めにこよう。
笠取山 - 浅く長い宵に包まれ 1日目前半
笠取山 - 浅く長い宵に包まれ 1日目後半・2日目
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