平成最後のGWがやってきた。
今年は次の令和にまたいで10連休もある。
ところが嫁さんは出張が決まり1週間ほど出かけてしまった。
これはまずいことになった。
GWの初日なら何とか都合がつくかもと、皆を山に誘った。
JR中央線の梁川駅に集合し、8時27分に出発する。
今日は登山が初めてのメンバーもいるし、数年振りのメンバーもいる。
また3人以上のグループ山行は去年の妙義山以来の半年振りになる。
駅を出たら国道20号を越えて橋を渡る。
しばらくは車道を歩く。
2月に嫁さんと幾つか中央線の山を歩いた。
今回は登山が初めてのメンバーがいるので、その中から一番登りやすかった山を選んだ。
今日は2月に嫁さんと行った山行の時と逆のコースをたどる。
それにしても、行いの悪い人がいるのか雨が降り続けている。
天気予報では、数時間前に雨は止んでいるはずだ。
秀麗富嶽の倉岳山・高畑山だが今日は富士の姿を望むことは無理そうだ。
途中ツルニチニチソウが咲き、涼しげな紫色が春を告げていた。
前に伊吹山で見かけて覚えた花だ。
8時47分、登山口に到着。
ここから山道が始まる。
さて、いよいよ山道歩きが始まった。
この山は割合傾斜が一定できつくない。
ただ今日は雨で道の状態がちょっと心配だ。
これは何だ。
地面が黄色くなっている。
黄色の小さな花のようなものが一面に散らばっていた。
少し行くと前の方で何人かが地面を眺めている。
ヒトリシズカだ。
2年前のGWに小菅から大菩薩峠に向った時に、白糸の滝近くで咲いていたのを思い出す。
まだこの時期は、葉が新緑の黄緑色をしていて景色も明るく気持ちがよい。
この植物は前に覚えた気がするが、名前が思い出せなかった。
登山口から1時間ほど歩いた。
慣れないメンバーもいるので、そろそろどこかで休もうか。
9時58分、水場に到着。
ここで少し休むことにした。
地図で見るとこの先は立野峠までつづら折りの道になっている。
きっと傾斜が増すはずだ。
脇をみるとニリンソウが咲いていた。
そういえば去年、イチリンソウとニリンソウの群落を発見した。
今年も見に行こう。
さあ、峠までもう少しだ、頑張ろう。
10時28分、立野峠に到着。
峠に出れば30分ほどで倉岳山だ。
ツツジの美しいピンクが目に鮮やかだ。
11時6分、倉岳山に到着。
きっとこんな富士山が見えたはず。
景色が望めないので、すぐに昼食予定の天神山に向かうことにした。
見上げれば霧の白に木々の葉がシルエットで広がっている。
11時40分、天神山に到着。
晴れていれば、こんな風景を眺められた。
(写真は2月に来たときのもの)
こちらは何やら準備を始め出した。
こちらは自作のお弁当。
こちらは今日はコンビニで買ってきた。
この姉さんはたまにタンドリーチキンを焼いたりしている。
そして、初登山の彼もコンビニで買ってきた。
皆、それぞれの昼食をとる。
・・・。
ん?
おっ、焼肉を焼き始めた!
そういえば・・・
焼肉をすると先日LINEで言っていた。
さらにおすそ分けするとも言っていた。
最初は皆遠慮がちに眺めていた。
「一人じゃ食べきれないから食べて。」と言ってくる。
最初の一人が手をつけると、皆も手をつけ始めた。
「旨い!」
雨の中を歩いてきた体に焼肉がしみわたる。
「幸せ~♪」
それでも食べ終わると寒さで体が冷えてくる。
12時32分、移動を開始する。
歩いていると、珍しいものを見つけた。
前に山番組で見た、何とかフクロタケ?だったか。
あとで調べるとツチグリという名だった。
高畑山までもう少し、頑張れ!
13時、高畑山山頂に到着。
ここからは、こんな富士の姿が見れるようだ。
これで秀麗富嶽十二景の九番の2座、倉岳山と高畑山を歩いた。
最後に皆で記念撮影をする。
(後で気づいたが、結局俺は一枚も写真に写っていなかった、トホホ。)
13時8分に下山を開始する。
下りは雨で柔らかくなった道が滑りまくった。
途中、何度かすべり落ちそうになる。
疲れのため、変な笑顔が増えてくる。
14時ちょうど、道が合流する地蔵まで下りてきた。
滑りまくった下りの後、最後は川原やガレた道が疲れた膝に襲い掛かってくる。
林道に出て一安心。
山の水は小川になって貯水池に流れ込み、地域の生活の水になっている。
貯水池の下では八重だろう、桜が咲いていた。
今回は初登山のメンバーもいたので、ぜひ美しい富士の姿を眺めてもらいたかった。
富士山が見れなかっただけでなく、雨山行になってしまった。
普段使わない筋肉を使いヘトヘトになって、きっと今日は良く眠れるだろう。
そういうことも含めての山だけれど、初めての山に何を感じただろうか。
鳥沢駅に向う途中、ショカツサイが鮮やかな紫を風に揺らしていた。
今までの山行一覧
ところが嫁さんは出張が決まり1週間ほど出かけてしまった。
これはまずいことになった。
GWの初日なら何とか都合がつくかもと、皆を山に誘った。
JR中央線の梁川駅に集合し、8時27分に出発する。
今日は登山が初めてのメンバーもいるし、数年振りのメンバーもいる。
また3人以上のグループ山行は去年の妙義山以来の半年振りになる。
駅を出たら国道20号を越えて橋を渡る。
しばらくは車道を歩く。
2月に嫁さんと幾つか中央線の山を歩いた。
今回は登山が初めてのメンバーがいるので、その中から一番登りやすかった山を選んだ。
今日は2月に嫁さんと行った山行の時と逆のコースをたどる。
それにしても、行いの悪い人がいるのか雨が降り続けている。
天気予報では、数時間前に雨は止んでいるはずだ。
秀麗富嶽の倉岳山・高畑山だが今日は富士の姿を望むことは無理そうだ。
途中ツルニチニチソウが咲き、涼しげな紫色が春を告げていた。
前に伊吹山で見かけて覚えた花だ。
8時47分、登山口に到着。
ここから山道が始まる。
さて、いよいよ山道歩きが始まった。
この山は割合傾斜が一定できつくない。
ただ今日は雨で道の状態がちょっと心配だ。
これは何だ。
地面が黄色くなっている。
黄色の小さな花のようなものが一面に散らばっていた。
少し行くと前の方で何人かが地面を眺めている。
ヒトリシズカだ。
2年前のGWに小菅から大菩薩峠に向った時に、白糸の滝近くで咲いていたのを思い出す。
まだこの時期は、葉が新緑の黄緑色をしていて景色も明るく気持ちがよい。
この植物は前に覚えた気がするが、名前が思い出せなかった。
登山口から1時間ほど歩いた。
慣れないメンバーもいるので、そろそろどこかで休もうか。
9時58分、水場に到着。
ここで少し休むことにした。
地図で見るとこの先は立野峠までつづら折りの道になっている。
きっと傾斜が増すはずだ。
脇をみるとニリンソウが咲いていた。
そういえば去年、イチリンソウとニリンソウの群落を発見した。
今年も見に行こう。
さあ、峠までもう少しだ、頑張ろう。
10時28分、立野峠に到着。
峠に出れば30分ほどで倉岳山だ。
ツツジの美しいピンクが目に鮮やかだ。
11時6分、倉岳山に到着。
きっとこんな富士山が見えたはず。
景色が望めないので、すぐに昼食予定の天神山に向かうことにした。
見上げれば霧の白に木々の葉がシルエットで広がっている。
11時40分、天神山に到着。
晴れていれば、こんな風景を眺められた。
(写真は2月に来たときのもの)
こちらは何やら準備を始め出した。
こちらは自作のお弁当。
こちらは今日はコンビニで買ってきた。
この姉さんはたまにタンドリーチキンを焼いたりしている。
そして、初登山の彼もコンビニで買ってきた。
皆、それぞれの昼食をとる。
・・・。
ん?
おっ、焼肉を焼き始めた!
そういえば・・・
焼肉をすると先日LINEで言っていた。
さらにおすそ分けするとも言っていた。
最初は皆遠慮がちに眺めていた。
「一人じゃ食べきれないから食べて。」と言ってくる。
最初の一人が手をつけると、皆も手をつけ始めた。
「旨い!」
雨の中を歩いてきた体に焼肉がしみわたる。
「幸せ~♪」
それでも食べ終わると寒さで体が冷えてくる。
12時32分、移動を開始する。
歩いていると、珍しいものを見つけた。
前に山番組で見た、何とかフクロタケ?だったか。
あとで調べるとツチグリという名だった。
ツチグリテレビでやっていたように丸い袋を指で軽くつつくと穴から胞子が放出された。
担子菌類、腹菌類ニセショウロ目ツチグリ科のキノコ。
はじめは2~3cmの球状で半ば埋もれて半ば露出して発生する。
成熟すると外側の革質の厚い外皮が星形に裂けて、丸い袋をを露出する。
そして上端の穴から粉状の胞子が放出される。
高畑山までもう少し、頑張れ!
13時、高畑山山頂に到着。
ここからは、こんな富士の姿が見れるようだ。
これで秀麗富嶽十二景の九番の2座、倉岳山と高畑山を歩いた。
最後に皆で記念撮影をする。
(後で気づいたが、結局俺は一枚も写真に写っていなかった、トホホ。)
13時8分に下山を開始する。
下りは雨で柔らかくなった道が滑りまくった。
途中、何度かすべり落ちそうになる。
疲れのため、変な笑顔が増えてくる。
14時ちょうど、道が合流する地蔵まで下りてきた。
滑りまくった下りの後、最後は川原やガレた道が疲れた膝に襲い掛かってくる。
林道に出て一安心。
山の水は小川になって貯水池に流れ込み、地域の生活の水になっている。
貯水池の下では八重だろう、桜が咲いていた。
今回は初登山のメンバーもいたので、ぜひ美しい富士の姿を眺めてもらいたかった。
富士山が見れなかっただけでなく、雨山行になってしまった。
普段使わない筋肉を使いヘトヘトになって、きっと今日は良く眠れるだろう。
そういうことも含めての山だけれど、初めての山に何を感じただろうか。
鳥沢駅に向う途中、ショカツサイが鮮やかな紫を風に揺らしていた。
今までの山行一覧