food_011_01
何度か失敗して4回目の粉物への挑戦になる。
ところで、「炊飯」とは飯をたくことを指す。
当初は米を対象に考えていたので「自動炊飯~」というタイトルにした。
当然ながらパンを炊飯するとは言わない。
それは知っているが、自動調理系のタイトルは、「自動炊飯」という言葉を使用することにした。

food_011_02
さて今回はピザを作ってみる。
キャンプなら色々とのせたいのころだが、山で作ることを想定している。
初のピザなので味付けが楽でボリュームのあるミートソースを具にすることにした。

【材料】
ピザミックス粉:200g
水:100ml
マヨネーズ:6g×3袋
 (ピザミックスを使ってできた生地の半分を今回使用しています。)
とろけるスライスチーズ:3枚
ミートソース:2食分(80g×2袋)の1食分

ここから先は他の食べ物との共通の準備になる。(以下、共通のところは青色で表示)
food_011_03
ステンレスのトレイにピザミックス粉を出す。


このトレイはコンロの下に敷く用に買ったものだ。
1個あればコンロの台、粉を練る台、まな板替わり等々、何かと使えそうだ。

food_011_04
ピザミックス粉に水100mlを注ぐ。

food_011_05
マヨネーズ3袋18gをたす。
これはオリーブオイル代わりに使う。


food_011_06
よく混ぜ、よくこねる。

food_011_07
クッカーを被せて5分ほど寝かす。

food_011_08
クッカーに網を敷く。


網で生地をクッカーから浮かせて焼くことがこの調理のポイントになる。
網を使うことで焦げを防ぎ、固形燃料で全体をまんべんなく焼くことができる。
以前、クッカーに直にパンの生地を乗せて焼いたがすぐに焦げてしまった。
次にクッカーにクッキングペーパーを敷いてパンを焼いてみたが、今ひとつの仕上がりだった。
雑に作っても、まあまあ程よく仕上がらねば、山メシとは言えない。

food_011_09
そして網の上にはクッキングペーパーを敷く。
クッキングペーパーは網に生地がこびり付くのを防ぐ。


food_011_10
そのクッキングペーパーにはフォークで沢山の穴を開ける。
穴を開けることで、熱の対流を少しでも妨げないようにするためだ。


food_011_11
クッカーのフタを使ってピザ生地を伸ばす。

food_011_12
伸ばした生地をクッカーに入れる。

food_011_13
そして、固形燃料に火をつける。

food_011_14
いつものように、フタをして焼き始める。

food_011_15
12,3分したら一度生地を出して裏返す。

food_011_21
ミートソースを取り出す。
このように小分けになっているタイプが使いやすい。

food_011_17
裏返した生地をクッカーに戻し、ミートソースを塗る。

food_011_18
スライスチーズ3枚分をちぎってのせ、再びフタして火が消えるまで待つ。

food_011_19
火が消えれば出来上がり。

food_011_20
ピザをトレイに移す。
そのまま食べれば、クッカーがどんどん汚れていく。
この時に、クッキングペーパーの端を持って移すと、形も崩さず手も汚れない。

【考察】
今回はやっと満足いく結果になった。
味も見た目も問題なく、後は好きな具材をトッピングすればいい。
好みとしては生地はもう少し薄くしたいところだ。
厚いと1枚で食べ応えがあるが、生地を楽しむなら薄くしたい。
また、厚い分だけ少し生っぽいところがあった。
全然許容範囲だったが、確実に火を通しておきたい。
生地を薄くすればしっかり焼けるが、焼けすぎると固くなってしまう。
生地をひっくり返すときにクッキングペーパーは捨てても良かったかも知れない。
でもクッキングペーパーがあった方が、クッカーから皿への移動がとても楽だった。

細部の調整はまだまだ必要だ。
それでも、とりあえず今回、自分なりに自動炊飯としてのピザの調理のかたちが出来た。

まだまだ自動炊飯の放浪は終らない。